ライブ記の前に

今日のライブはセトリ的にもかなり良くてShinyaの見せ場的にもかなり良くてネタ的にもかなり良くて(Toshiya的な意味で)本当に楽しかったんだけど…。


しょうもない内容なのでたたみます。


帰りにid:platformさんと城ホ(99年の)の話をしていたので久しぶりに今掻い摘んで蒼い月と秒「」深と残だけ見て(私がディルに何を求めているのか一目瞭然の選曲です)いたのですが…


見ていてなんか…やりきれないというか、なんというか…。居た堪れない感じになりました。
私はよく「今日のライブで業が聴きたい!」とか割と本気で言ってるんですが、そういうのも含めて、私が本当に好きなのは今のディルなのか、昔のディルなのか、よく分からなくなってしまいました。


業が好きだっていうのはかなり大幅に想い出補正が掛かっているんだということは自分でも分かっているし、演奏力とか、表現力とか、伝えたいメッセージの深さとか、そういったものは今のほうが格段に上だということは分かっているんですが…なんというか…。


城ホDVDを見ていて、私はこの頃のディルが好きで、今は惰性で見てるんじゃないか?という疑問が浮かんできました。メンバーも楽しそうにライブやってるなぁとか、この曲楽しかったなぁとか、まあ些細なことなんですけどいちいち今と比べてしまって。


あと毎回ライブハウスで感じるんですけど、最近のファンは「お行儀いい」なって。きっといいことなんでしょうけど。自分の立ち位置から一切動かず、押さず、ダイブせず、逆ダイ(今風に言うとタックル。苦笑)もせず、ただひたすらいい子に聞いてるだけ…。ライブマナーを守るってことは自分や他人を守る上で大事なのも分かるし、ライブマナーが悪い客がいるだけで雰囲気悪くなったりするのも分かりますけど、なんていうか、私はあの殺伐とした感じが懐かしいです。ライブが終わると体中痣だらけで、流血もするし、髪の毛抜けまくるし、地獄絵図って感じで散々なんですけど、「やりきった!」って感じがあって、結構好きだったんです。ケガ人が出てだいぶ禁止になっちゃったからしょうがないんでしょうけど、最近のライブは、たとえ楽しくても「やりきった!」っていう満足度があまりない気がします。あまりに定位置から動かないので、「これもうホールでやったらいいんじゃない?」って思うことも多々。


こんなこと考えても意味ないし、もう戻れないってことは分かっているんですが…なんででしょうね。秋だからですかね。秋はセンチメンタルになる季節だそうなので。Zeppで吹っ切れるといいです。